はむはむログ

たのしい、かつ、たのもしい日記

しゅうり のはなし

普通の日記です。

今更、「マネーの虎」っていう番組をユーチューブで見てます。きっかけは、南原社長がしくじり先生に出ていたことです。南原社長が昔、どんな風だったのかなと興味を持ったのがきっかけなのですが、すごい面白いですね。

無名の挑戦者 対 社長5人のやりとりを見ていて、社長がどこに着眼点を置いて質問しているのか?というのが、面白いのです。

ビジネスの世界で1から作り上げて、成功を収めた人間と、ほとんど0の人間ですから、素質の無い人は一発で見破られてしまいます。素質とは、経営者としての視点、気概、あとは人間性というのでしょうか。正直なところ、彼ら(虎と呼ばれる人たち)はビジネスモデルそのものには、そこまで興味を持っていません。中身よりも、出資して欲しいという人のプレゼン能力とか、お金を渡すに信頼できる人なのか?というのが、必ず鍵になります。

番組としてあんまりにも面白いので、あれは脚本ありきかなとも思ったのですが、ギャラも無いし交通費も無い、そういう番組だったようです。それは番組内でも言ってましたし、最近南原社長も言っていました。

見ていると、思いつきでした、みたいな底の浅さが露呈してしまう人と、どこまでも起業精神に富んでいて、社長たちに見初められる人と分かれます。結局は利益をどうやって出す?というところまで、プランを煮詰めているかどうかだと思うのですが、考えてみれば必死で稼いで得るはずの何百万というお金をポンと下さいというのですから、甘い考えの人は門前払いを受けて当然かもしれません。

出資が決まって、かつ見込みのある人は「自分も経営に口を出していいのか」と同業者の社長に訊かれるのですが、自分の利益や傘下に取り込んで敵を減らさんとしているのか、それとも単純なビジネスパートナーを探しているのか、そんな心理戦も見所です。

 

それで、番組内でクラシアンの話をしている回があったのですね。前置きが長くて申し訳ないですが。(今までのは前置きです)

で、ある社長が「クラシアンなんて最初CMを見た時、誰がこんなのを使うんだと思った。今はとても有名になったけど。」と言っていたのですが、なんとそのクラシアンは廃業していった社長とは対照的に、今もなお会社として健在です。(「マネーの虎」を見ていて、多くの店舗を持つことがいかに大変なのか、お金を稼ぐことや利益を生み出すことと、会社を維持することの大変さについて、改めて考えました。そういうわけで、起業しない人でも1度は見ておく価値があると思います)。

実に10年ぶりにクラシアンを利用したのですが、すごく技術的な知識の豊富な方が直してくれて、なんかクラシアンのことを見直しました。その上、データベースにはなんと10年前の顧客情報も残っていたのです。普通は2〜3年かその程度で、顧客情報なんて消してしまうのですよ。色々なアドバイスももらえて、頼んで良かったと思って、家族にもオススメしました。

やっぱり技術職の人って大変だと、よく思います。私はお金持ちでもなんでもありませんが、当たり前のサービスと労働の価値を軽視したくないのです。当たり前のサービスは、多くの苦労によって支えられています。だから、ちょっと割高でも、安心して任せられて、きちんと仕事をしてくれる人、頑張っている人に、お仕事を任せたいなと思うのです。