はむはむログ

たのしい、かつ、たのもしい日記

変化すること の話

普通の日記です。

5〜6年間会っていない知人と久し振りに会いました。有為転変、万物は流転するわけですから、人間とて5年前と同じ人であるわけがないのですけれども、なんとなく変わってしまった寂しさはありました。以前はニコニコとしていて、人当たりの良い人だったのですが、ちょっとドライで当たり障りのない事しか言わない人に変わっていました。割とハッキリと言う人だったのですが、話し方や性格がチャーミングなので丸く収まってしまうような人でした。そういうところも私は人として好感を持っていたのですけれども、常に予防線を張っているような、何とも歯に物の挟まったような言い回しをするようになって、お互いを探り合うような感じがちょっとしんどかったです。

もしかしたら、ニコニコしていたのはそういう仮面を付けていただけかもしれません。人生のフェーズが変わったりして、もう要らないと思った仮面を捨てることって、あると思います。素顔が普通で自然なのに、その仮面を見ていた人には違和感があるという。まあ、所詮他人の目から見えるものというのは、本当にごく表面的なものなのですね。私はそれを心からの何かと勘違いしていたのですが。

人間の身体が新陳代謝を繰り返していることからも、変化というものはこの世で避けて通れないものだとは思うのですが、いいなと思っていたものが失われてしまうのは、ちょっと残念です。それでも、本人にとって今が幸せならそれでいいわけで、第三者は他人のことや人生について受け入れることしかできないですね。こういうことはお互い様なのかもしれません。布施明でも聞いて踊りますかね。ああ〜君は変わった、って。